【子供本】リヤカーマンって知ってるかい?
図書館で子供が持ってきた本。
これがまた良かった。
リアカーでの旅にはまり、こんな大きなリアカーをもって世界中を旅する人の話。
こんな人いるんだと驚愕します。
私、バックパッカーだったけど、これはできない。。
60歳くらいになってまだ旅を続けているらしい。
本にかけない苦労もいっぱいされてるんじゃないだろうか・・生命の危険もある。
子供にも、こんなにはならなくてよいけど、冒険心と開拓心は持ってほしい。
【子供本】うなぎのうーちゃんだいぼうけん
子供に読み聞かせする中で、すごくいいと思う本がある。
一つはこれ。
稚魚が海に出て川に戻ってくるウナギの一生
その知られざる生態と、長い生涯が語られる。
一つの生命がいかに育ち、生き延びるかが語られる。
最後は感動もの。生命の尊さを感じさせてくれる。
こういう本、何度読んでもよい。
子供が巣立って読んだら、涙が出てきそう。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール ビル・パーキンス著
面白かった。日本人の価値観を転換させもらえる本。
アリはいつ遊ぶのか。遺産を残さない、人生を豊かに生ききる方法。
・今しかできないことにお金を使う それは、経験
・人生で一番大事なことは思い出作り。最後に残るのは結局、それだけ。
人は誰でも、常に思い出を通じて人生の出来事を再体験できる
思い出の配当は馬鹿にできない
・富の最大化より人生の最大化をしよう
・金のために人生を犠牲にすべきではない
・老後の備えをしすぎない
・寿命予測ソフトはある。保険会社の寿命計算機
・人生が変わるカウントダウンアプリ 人生の残り時間を意識しよう
・長寿リスクには保険で供えられる
老後の支出ルールとしてよく言われるのは4%ルール 退職時の貯蓄から毎年4%をつかいつづけるもの。ただ、長寿年金なら、4%以上もらえる。
・子供には死ぬ前に相続しよう
26~35歳が金の価値を最大化できる
・子供と過ごす時間を大事にしよう 愛情を注がれた子供は良く育つ
6歳の子供と過ごせる機会は一度しかない
・タイムバケットで何をすべきかを意識する
10年区切りでやりたいことを書き出す
子供との時間は一度きり
健康、できることは年齢により変わる
・老後に必要な金を計算する方程式
1年の生活費 ×人生の残り年数 =1.2万ドル×25=30万ドル
すべてを貯金しなくてよい 資産は増える だから、上の7掛けでよい
銃・病原菌・鉄 下 ジャレド・ダイヤモンド著
読了メモだがあまりこころにのこったものはない。
・必要は発明の母ではなく、発明は必要の母であること。
まず発明があって、そこからニーズが生まれたということ。
アマゾンレビューより
下記のような示唆に富む内容が伝わりにくくなってしまっている印象がしました。
「地形を含めた自然環境上の障壁が人間の発明の伝播にも大きな影響を与えている」
「技術は発明されてから用途が開発されることが多い」
「戦争によって社会が併合されるようになったのはここ1万3千年のことである」
「ヨーロッパ人はニューギニアの低地の病原菌にやられてしまったがニューギニア人はユーラシア大陸の病原菌にやられていない」
「アメリカ合衆国は多様性において全く普通の国である」
「南北アメリカ大陸の大型動物が更新世末期に絶滅していなければ全く違う道筋をたどっていたはずだ。家畜となり得る動物がユーラシア大陸のように残っていなかった」
「ヨーロッパの社会はずっと文明の利器を受け入れる側であった。」
「既存の技術を衰退させることが出来るのは統制されたシステムを持つ国。ただ一つの決定によって造船技術が跡形もなく消え去った」
現在の形に人類が至るまでの道のりを辿る旅も終盤多少疲れてきますが全くこれまでと違うアプローチからの人類史の旅は非常に面白かったです。
(上巻より続き)
初期の文字は、納税の記録や国王の布告などを目的として使われた。人口の多さ、発明者の絶対的な人数の多さ、そして競合社会の増加は、さまざまな技術発展のスピードを促した。このような背景により、食料生産は人口の増加をもたらし、複雑な社会や集権化の形成を可能にしたのである。
第4部では、それぞれの地域固有の謎に迫る。孤立性が高く他の大陸よりも人口が少なかったオーストラリア大陸、地理的要素により文化的および政治的な統一が比較的早い時期になされ、これがかえって災いした中国、食料生産スタートの遅れ、家畜化・栽培化できる野生動植物の少なさ、地理的要因や生態的要因により技術や作物などが迅速に拡散しなかった南北アメリカ大陸などを取り上げる。
なぜ人類社会の歴史は、それぞれの大陸によってかくも異なる経路をたどって発展したのか。現在の格差社会をもたらした究極的な要因を考察した本書は、各大陸における環境的な差異、地理的な要因にその解を求め、生物学的差異を根拠とする論を繰り返し強く否定する。ヨーロッパ人が躍進した背景には、人種間の優劣ではなく、他の大陸と比較したユーラシア大陸の環境的、地理的なアドバンテージが存在したからなのである。
繰り返しの説明も多々あるが、著者は自身の主張を裏付ける根拠を丁寧に解説してくれるため、本書の理解は比較的容易だ。興味深かったのが中国である。長期にわたる統一が、そうでないヨーロッパにリードを許した理由だとするが、良くも悪くも統一されていることで形勢を逆転させ、本書の刊行後20年を経て、中国は世界の覇権を争うにまで追い上げてきている。読んで損はない名著である。
銃・病原菌・鉄 上巻 ジャレド・ダイヤモンド著
(上巻)
斜め読みした成果、あまり頭に入ってこない。
農耕の歴史や、病原菌のこと(一般的に知っているような知識レベル)
サピエンス全史の方が面白かった。
夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル著
ロシアのウクライナ侵攻が始まったことをきっかけに、前から気になっていたこの本を読むことにした。ユダヤ人の強制収容所の話。
絶望的な風景が淡々と描かれていき、途中、暗澹とした気持ちになる。が、最後には希望がぼんやりと心の中にわいてくる。悲惨な話を味わうこそ、自分の人生で苦しんでいる人や苦労している人は、また前に進もうという気持ちにさせてくれる本。
「私なんかまだましじゃないか」と。
手元に1冊置いておいてもいいかもしれない。作者はそんな意図はしていないと思うが、この本に勇気づけられる人は多いはず。
本当に、最初読み始めてからは恐れと、暗澹とした気持ちに沈んでいくけどね。
戦争であらわにされる残虐な姿、これも人間。
過酷な状況の中で感情を無くしていく人たち。
その中でも人の温かさが浮き出されていく。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT ハイアウトプットマネジメント アンドリュー・S・グローブ
元インテルのCEOらしく、シリコンバレー経営者から称賛されていた本。私にはあまりよさがわからなかった。エグゼクティブから見たら示唆に富む本なのかもしれない。組織や考課の話はどうもすっきり入ってこなかった。以下、まとめ。
・マネージャーのアウトプット=自組織のアウトプット+自分の力が及ぶ周辺組織のアウトプット
・人が仕事していないとき、その理由は2つ。能力がないか、意欲が無いか。従って、マネージャーがやるべきは部下の教育とモチベーションの向上をやるべきこと。
・1on1ミーティングは、マネージャーと社員とのコミュニケーションの基本で、マネージャーが入手しうる組織の知識ソースとして最良のものだ。情報が入ってくる。
・職場に友人を作ってはならない。友人に対して厳しい考課はできないから。
・CEOは偉大なものを作る。そのためにオプティミストでなければならない。彼は普通の人間が不可能と思うことをやろうとする。だから、オプティミスとは先行きが悪くなるというニュースに従って行動しない。CEOはオプティミストでないと務まらない。その方がうまくいくのだ。
・マネージャーの仕事①情報の横流しでなく付加価値をつけているか。よりよくする方法を絶えず探しているか。原則として、1日の1時間は自分が責任を負っている部下のアウトプットや、そのアウトプットの価値を高めることに費やさないといけない。②情報収集しているか。会社内だけでなく業界の動きに目を配っている。③新しいアイデア、手法、技術を試みているか。自ら手を動かして試みているか。
・朝食工場。ゆで卵。業務・生産プロセスの関係を理解しようと努力しないといけない。費用対効果のいい方法をとらないといけない。インディケーター、指標がカギ。有効なインディケーターは活動を見るものでなく、アウトプットを測定するもの。先行指標も大事。
・生産性を高めるために ①早くやる ②性質を変える 同時並行でできるよう業務フローを変える、AI化する
・マネジメントはチームゲームである。マネージャーは多くのボールを同時に空中にあげておき、自部署のアウトプットを最高にあげると思われる活動に自分のエネルギーと注意を注がないといけない。自分のテコの作用が最大になりそうな点に移るべき。
・最も役立つ情報は、たまたま交わす雑談の中にある。社内の部下の場所、生産現場を訪れてみてまわるべき。雑談は2分で終わるのにミーティングは30分もかかる。立ち話でいい。マネージャーは目的を持たずにぶらぶら歩きまわることにためらいを感じるが計画的に訪問すべき。
・1日の中で、3分のはミーティングで情報収集と提供、意思決定とナレッジングに使われる。ミーティングこそマネージャーとして活動する機会を与えてくれている。
・監督業務の部下は8人ぐらいが良い。部下1人につき、半日充てなければならない基準。週に1時間ではモニタリングの時間が少ない。2日は過干渉。
【課題】良いマネージャーになるための、いくつかでも実践できれば良い
<生産関係>
・工程、組立、試験生産というように自分の仕事の業務内容をはっきりさせる。
・現在取り掛かっているプロジェクトの中で、制約的ステップ(リミッティング)となっている困難点を見つけ、それを中心にした仕事の流れを描く
・仕事の中で、検査、を行うのに適切な場を規定する
・グループのアウトプットを図るための6つの新しい指標を見つけ出す。量的にも質的にもアウトプットを測定できるもの。
・仕事の場で、この指標チェックする習慣を付ける。スタッフミーティングでも検討を定期的に行う。
・今一番力を入れている最重要な戦略(行動計画)は何か。
<てこ作用>
・一番退屈で時間のかかる仕事を簡素化する。関連作業手順の少なくとも3割を省略する。
・自分のアウトプットを明確化する。自分が管理し、影響を及ぼしている組織のアウトプットの構成要素は何か、重要度順にリストアップする。
・情報や知識を収集する方法を分析する。見出し、新聞記事、報道記事、週刊誌のバランスはどうか。重複していないか。
・旅に出てみる。旅で出会った人々との交流や取引を列挙する。
・1ヶ月に1度は口実を見つけて旅に出るようにする。
・部下に任せようとしている仕事はどのようにしてモニターするつもりか、書き出す。何をいかにして見ているか、またどの程度の頻度で見るか。
・ゆとりが生じたときにこなせるプロジェクトの一覧表を作り出す。
・部下一人一人のワンオンワンミーティングをスケジュールする。1on1とはどのようなものかを事前に説明し、準備させる。
・カレンダーで先週のところを見る。活動を、最重要(てこ作用)の低いもの、中程度、最重要に分類する。最重要を増やすための行動計画を立てる。どの行動を減らすか。
・次週の時間面の困難さを予測。
・向こう3カ月、組織の最も重要な目標は何かを明確化する。キーリザルトが出るように推進する。これを部下と充分討議した後にやらせる。
・自分の責任範囲だが未処理の決定をリストアップする。そのうち3つ選び、6つの質問法で意思決定の仕方の筋道を立てる。
<業績達成>
・マズローの欲求段階説に従って自分の同期の状態を評価。同時に部下のやる気も評価。
・部下に競争のルールを説明し、導入。業績達成基準をしめすための一連の指標を決める。
・部下ひとりひとりのタスク習熟度を低い、中、高いん井分類する。それぞれにふさわしいマネジメントスタイルを評価する。